「髪を洗う」と言いますが、シャンプーは単に髪そのものを洗えば良いというものではありません。
　
シャンプーはどちらかと言えば、頭皮を清潔にする事が主な目的と言えるかもしれません。
　
頭皮からは常に皮脂が分泌されていますが、湿度の高い日本では特に、頭皮に皮脂が蓄積したままにしておくと雑菌が増殖しニオイやかゆみ、抜け毛を引き起こすことになります。
　
加えて、頭皮の状態が悪くなると、髪への栄養が行き届かず、髪の健康や美しさも損なわれることにつながります。
　
では健康な頭皮を維持する上で、正しいシャンプー・トリートメントの手順というのはどのようなものでしょうか？
　
まずシャンプーの前に習慣付けたいのは、ブラッシングと予洗です。
　
髪を洗う前の乾いた状態でブラッシングをすることにより、頭皮や髪についた汚れやフケを浮き上がらせ、少ないシャンプー量でも泡立ち、かつ汚れが落ちやすくなります。
　
そしてシャンプーを付ける前に、最初はお湯だけで髪・頭皮を洗います。頭皮は指の腹でもみほぐしながら洗うと、頭皮の血行も促進させ、髪への栄養も行き渡りやすくなります。
　
上記のブラッシング・予洗をシャンプー剤をつける前に行うと、余分なシャンプー剤を使わずに済みます。
　
シャンプー後のトリートメントですが、トリートメントは髪の余分な水気が落ちてからつけるようにします。
　
トリートメント剤をビチャビチャの髪に付けてしまうと、トリートメントが薄まってしまい、十分な効果が得られなくなってしまいます。